植物

うどんこ病に罹ってます!薬剤カリグリーン散布で何とかしましょう!

うどん粉病は家庭菜園、園芸をやられてる方にとっては避けて通れない病気の一つかもしれません。

緑色の葉っぱの上にうっすらと白く、それこそうどんの粉をまぶしたように見えるのがそのうどん粉病です。

株全体が病気に冒されているので葉っぱの色味も悪いですが、白くカビているようなものがうどん粉病です。軽くこすれば取れますが問題解決にはなりません。
季節のせいではなく株全体が緑みどりしてない、見た目に何かしらの病気を持っていると思われる色味です。

先端の若い芽は病気にもかかってないように青々してるのでそれらを成長させるためにもこの株全体を復活させましょう。

そもそもうどん粉病とは?

うどんの粉みたいに見えるのはカビの胞子です。

カビの一種なので気温や湿度の条件が揃うことで一気に拡がりをみせます。

カビというと梅雨のジメジメした時期に大量発生すると思いきや乾燥したときに胞子が大繁殖してしまうので、防ぐのはかなり厄介です。

これとか全然元気がありません。

これも瀕死だけどその中にも若芽が!
これとか病状末期のようです。
せっかく若芽もでてるのに。

うどん粉病の菌でも野菜につく菌、草花につく菌など何百種類という菌が存在しているのでうどん粉病が発生している隣の草花には何の影響もないという場合も結構あります。

下の写真がそうです。

かなり密着させて置いてたカリブラコアですが葉には何の変化もありません
こちらもカリブラコア。

隣に長い間カリブラコアを置いてますけどそれには全くうどん粉病らしきものは見られません。別の場所でもそんな感じでしたが、そこでも発生してません。

我が家でうどん粉病が発生してるものはペチュニア系のものだけです。

うちの菌がペチュニア系だけに拡がる菌で、カリブラコア系には拡がっていかない菌のようです。

カリブラコアという品種がうどん粉病に強い品種なのかもしれません。

下の写真が全部うどん粉病にかかってるペチュニアです。

ペチュニアのクレイジーチュニア 2回目の冬越しに挑戦します
見る影もないですが八重咲のペチュニアギュギュです
実際にはどす黒い紫色のペチュニアジュリエットブラック

うどん粉病を初めて発見したときに…。

うどん粉病が初めて出た時はベニカXファインスプレーをかけて安心しきってました。

スプレータイプの薬剤が初心者にはお手軽だし、ホームセンターなどでよく見かけるので購入したわけです。

しかし、残念なことにベニカXファインスプレーは予防薬なんです!

知らんかった。( ;∀;)

予防薬をすでにうどん粉病が発生してしまった植物にかけても効果は薄いのですが、それから拡がる病気をある程度は予防できるでしょう。

ではどうしたら病気の拡がりを食い止めることができるでしょうか?

そこで知ったのが住友化学園芸さんの「カリグリーン」という商品です。

今回使用するカリグリーンとは?

商品名のカリグリーンが表記が小さすぎてわかりにくいですけど、お店で探す時はこのパッケージを目印にお探しください。

農薬には治療薬と予防薬の二種類があり、うどん粉病の発生段階にあわせて散布するのが重要です。

カリグリーンは治療剤の方なのでうどん粉病が出てきたかなあと思った時に散布した方が効果が高く、本当はそれの方が良かったのでしょうけどズルズルと来ちゃいました。

逆にここまで悪くなったものを治療できるのかを検証するという方向に転換しちゃいます。

炭酸水素カリウムという言葉をパッケージのど真ん中に大きめの文字で表記してるということはこの成分を含んでいる所がこの薬剤のミソということなんです。

よく肥料のパッケージに「窒素・リン酸・カリ」と書いているのを見かけると思いますがこの「カリ」はカリウムのことを指します。

植物の成長の3大栄養素のうちの一つカリウムの働きはざっくりいうと根っこを丈夫に育てるということです。

根を丈夫にすることは病気への抵抗力をつけ、立派な根になるとそれだけ土からの栄養分も吸収できることになるので何事においても根を育てるのは見えにくいけどとても重要です。

なのでこのカリグリーンを使うということはうどん粉病を防ぎながら、同時に根っこも丈夫にしてしまうことができるという、まさに一石二鳥の商品なのです。

もう、うどん粉病になった時はしょうがないので、根を丈夫にするためにも使うしかありません。

さっそく散布してみます!

10回分の袋がつながって入ってますので分割して使えます。

今回の対象は草き類なので800倍に希釈するので水1リットルに対して一袋と非常に親切に分量の設定をしてくれてます。

1リットルのペットボトルに100均で買ったスプレーノズルを使用してます。
内容物は小麦粉のような粉状のものなので水に入れると簡単に溶けます。

さらに展着剤というものを薬液に混ぜると薬剤が葉っぱから落ちにくくなる糊のようなものもパッケージで勧められていたので余裕があれば使った方が効果が持続するようです。

かけるときはドバドバしたたるくらいにかけていいです。カリウム成分が肥料にもなるんですから。

見落としがちな葉の裏側にも吹き付けるようにすると更に効果的です。

散布するときは風の方向に注意して下さい。出来るだけ風上からかけるようにしましょう。

スプレーは霧状なので急に風向きが変わって薬剤が自分にかかったりするかもしれないので手袋、ゴーグル装着で作業した方がいいかと思います。

かけた後は鉢植えなので直射日光に当たらない所に移動させて経過観察です。

まとめ

うどん粉病とは菌による病気なので防ごうにも目に見えないので防げません。

株もとをきれいにして風通しを良くするとか、株自体を病気に負けないようにしていくとかして、きれいで健康な植物に育てていきましょう。

株自体を元気にするには木酢液で微生物の力で土から元気にするとか石灰を使って植物を細胞レベルで強くするなどあるのですが、それはまた別の機会に。

また、個人的な感想ですが、ここまでペチュニア系がうどん粉病にかかる確率が高いとちょっと買うのを避けようかなと感じました。

補足(てんとう虫参上!)

ナナホシテントウムシ虫がアブラムシを食べるというのは良く知られていることです。

そしてキイロテントウ虫というのを見たことはあったのですがこれがアブラムシを食べるのではなくうどん粉病の菌を食べるというのをつい最近知りました。

これは来春、是非試して検証したいことの一つです。

植物から昆虫のことにポイントがずれていきそうな気もしますがお楽しみに!

ザッキーでした!

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    このサイトの管理人はザッキーです! 雑記ブログを目指していたのだが植物中心のブログになりつつあるので若干焦ってます。 サッカー経験はないですが、観戦歴は30年近くなります! ゲーム、音楽、海外ドラマなどのブログも書いてみたいけど著作権とか難しい問題もあってなかなか踏み出せず迷走中。 50代にして求職活動中で悪戦苦闘の毎日。